独立な確率変数による和の分散は
Efron-Stein inequality
独立な確率変数によって定義されるsquare-integrableな関数に対して以下の関係が成り立つ:
ただし、はによって条件付けられたの期待値、すなわちの確率分布をと表した時の
であるときはよりEfron-Stein inequalityの右辺はとなり、冒頭で述べた「和の分散が分散の和」の不等式版が得られる*1
証明の肝は、をDoob decompositionによって空間で直交する確率変数の和で表すというアイディアである
証明
をによって条件付けたの期待値、すなわち
Fubini's theoremよりであることに注目するとと表せ、Jensen's inequalityより